話題の言葉 子どもの福祉周辺

情報源は朝日、読売、日経、毎日、産経、東京の各紙。(木ノ内博道)

2023年9月17日

<初出産事例> 第三者からの精子提供を使った夫婦の不妊治療を巡り、出自を知る権利に配慮する条件で精子提供者が公募に応じた、国内初の出産事例があった。生まれた子が希望する場合は提供者が面会などに応じることとなる。

2023年9月16日

<里親プログラム> ソニーの犬型ロボットaibo(アイボ)を所有者から引き取り病院や介護施設に提供するプログラム名。制度的に里親があるのだから、こうしたプログラムに使わないでほしいものだ。

2023年9月14日

<インクルーシブ保育> 保育所などがさまざまなニーズに対応する動きを国は多機能化と位置付けているが、その一つのインクルーシブ保育に注目が集まっている。障害のある子どもの集団保育は難しいとされてきたが、昨年の省令改正で改善されている。

2023年9月9日

<弱視検査> ものを見る力は成長と共に発達をする。3歳児検診の検査導入が近年全国的に進んでいる。 <発達性協調運動障害> ボールを投げられない、縄跳びが飛べない、ノートに字を書くとマス目からはみ出してしまうなど、極端に不器用な子はこの障害の可…

2023年9月7日

<初産女性支援> 東京都は25歳以下の初産女性すべてを対象に経済面を含めた生活支援をする新しい事業を来年度から本格化させる。 <ペリネイタル(周産期)・ロス> 流産や死産を経験し、本来は取得すべき産後休業に入れない女性がいる。法令では出産だけで…

2023年9月5日

<こども大綱> こども家庭庁の審議会は、子ども政策の方向性や目標を盛り込む「こども大綱」の中間整理案を示した。

2023年9月4日

<隠れ待機児童> 保育児童数が減少して待機児童数は少なくなっているが、家に近い園のみ希望して断られたなどの理由で入れない児童が多く、これらは待機児童に含まれていない。

2023年8月31日

<中高校生市長> 自治体のまちづくり政策に中学・高校生が主体的に参加するケースが相次いでいる。 <教育費値上げ> 教育サービス(塾や学習教材)に値上げの波が押し寄せている。一方家庭の教育支出は減少傾向。

2023年8月28日

<学校休んだほうがいいよチェックリスト> 不登校の子どもや支援団体が作った。学校を休むことへの後ろめたさを軽減し子どもの心身の回復を促したい思いから。

2023年8月26日

<ニューボーンフォト> 生後一か月未満の赤ちゃんの貴重な一瞬をプロのカメラマンが写真に残すサービスが全国的に流行っている。しかし未熟な体を触ることから重大な事故につながる可能性も高いので要注意。 <香害> 日常生活で使われる化学物質に体が反応…

2023年8月22日

<メタバース登校> 不登校が増えるなかネット上の仮想空間で自分の分身キャラクターであるアバターで行う学校生活が注目されている。

2023年8月20日

<学童落ちた> SNSの投稿が話題になっている。小学生の子を持つ親から「夏休み期間だけ休みを増やすしかない」と。放課後学童クラブ(学童保育)の待機児童問題が共働きやひとり親家庭を直撃している。 <精神疾患の親をもつ子> 国内で約420万人の患者がい…

2023年8月18日

<里帰り出産> こども家庭庁は出産のために里帰りした産婦が産後ケアなどの支援を受けやすくするため地方自治体に連携を要請する。 <良い失敗> 東大名誉教授の畑村洋太郎氏は、日本の教育は物事に必ず一つの正解があると考えて、それを効率的に得ることを…

2023年8月11日

<民営学童保育> 民間企業が運営する学童保育が存在感を増している。学習塾や習い事を併設したニーズが高まっている。 <養護施設の子のスマホ代> 子ども家庭庁は児童養護施設で暮らす小中高校生に月額のスマホ使用料を支給する方向で調整する。

2023年8月9日

<祖父母手帳> 母子手帳の祖父母版。子育てサポート孫手帳などとも呼ばれている。子育てについて世代の違いを解説している。 <体験格差解消プロジェクト> ひとり親世帯や困窮世帯の子どもをさまざまな体験活動に招待するNPOや企業が増加している。なお体…

2023年8月6日

<独身偽装> 婚活アプリで知り合った男性が既婚だったというトラブルが増えている。知らずに交際したり妊娠したりするケースも。 <こども金庫> 異次元の少子化対策と言いながら財源が明確でなかったが、こども家庭庁が一元的に管理する特別会計で見える化…

2023年8月6日

<女性のトップレス> 欧州各地のプールで、女性のトップレスで泳ぐことが容認されつつある。女性が胸を覆うのは文化的、社会的規範によるものだとの認識が広がっている。 <アレルギー記載リストバンド> アレルギーを持つ子どもが誤ってその食品を食べてし…

2023年7月28日

<体調のみえる化> ある認可保育園が0-5歳児を対象に心拍数や血圧などを計るリストバンドの実証実験を始めて話題になっている。ストレスや緊張で心拍数などが変化することに着目。園の設定する基準値を超えたら保育士に知らせる。異変の早期発見に役立てよ…

2023年7月27日

<警固界隈(けごかいわい)> 福岡市の天神の中心部にある公園に集まる若者たち。九州各地から集まってくる。東京のトー横(新宿東宝ビル横)、大阪のグリ下(道頓堀グリコ看板下)などと同じで、同じ悩みを持つ仲間と出会う居場所になっている。しかし犯罪…

2023年7月26日

<未成年女子の推し活> 未成年女子などで多額のお金をつぎ込む推し活が過熱している。男性地下アイドルで有料のハグやデートなどもあり、数百万をつぎ込んだケースもある。

2023年7月26日

<学びのカルテ> GIGAスクール構想の本格化で、子どもの学習履歴などの情報を可視化する動きが広がっている。自治体が持っている情報の一元化の動きもある。 <離乳食無料提供> 「スープストックトーキョー」は離乳食の無料提供を始めた。さまざまな反…

2023年7月22日

<学童保育に給食> こども家庭庁は、小学生の夏休みに伴う放課後学童クラブ(学童保育)で昼食の提供の推進に乗り出した。 <消えた子ども> 韓国で、病院の出産記録があるのに出生届が出ていないケースが8年間で2236人に上っている。多くはベビーボックス…

2023年7月16日

<反出生主義> 生まれなかった方が幸せ、子どもを持ちたいとは思わない、とするのが反出生主義。関心が高まっている。 <児相AIで判断> 三重県の4歳の三女を暴行して死なせた事件で、児童相談所が過去のデータからAIが算出した評価を参考に一時保護を見送…

2023年7月13日

<ヘルパンギーナ> 乳幼児の夏風邪の一種でウイルスによる。今年は流行していて、都道府県によっては警報基準を超えている地域もある。

2023年7月12日

<国際バカロレア> 世界共通の教育プログラム。グローバル人材のために導入する学校が増えている。

2023年7月2日

<子ども人権侵害国> 国連は「子どもと武力紛争」の年次報告書を公表。ウクライナ侵攻を続けるロシアを子ども人権侵略国に指定した。 <赤ちゃん物価指数> 赤ちゃんを育てる世帯の負担感を知らせようとエコノミストらが作った。そうした世帯では物価高の影…

2023年6月28日

<男女交際制限> 東洋大の調査。知的障害のある生徒が在籍する特別支援学校高等部で約7割が男女交際を禁止または制限していることが分かった。専門家からは学校に見直しを求める声がでている。

2023年6月24日

<子ども憲章> 九州の保育関係者が、子どもと向き合う保育や教育の現場の大人に向け大事にすべきことをまとめた。各地から関心が寄せられている。

2023年6月17日

<育児中の勤務選択制> 厚労省の仕事と育児に関する有識者研究会は、両立支援充実の報告書作成の議論のなかで、企業に、3歳から小学校入学前の子どもがいる従業員に対して複数の勤務形態の用意を義務づける、としている。短時間勤務やテレワーク、時差出勤…

2023年6月13日

<産後ケア施設> 首都圏で、出産後の母親の心身を癒す産後ケアの施設が増えている。助産師に赤ちゃんを預けたり育児相談をしたり、母親がゆとりをもって育児をスタートすることができると好評。産後うつ対策にもなる。ところで、こども家庭庁は産後ケアの要…