話題の言葉 子どもの福祉周辺

情報源は朝日、読売、日経、毎日、産経、東京の各紙。(木ノ内博道)

2022年8月7日

<流産・死産後の支援>

妊娠・出産をした働く女性のうち、流産を経験した人は5人に1人。死産(妊娠4か月以降の胎児を亡くす)の場合、8週間の産後休暇(産休)が労働基準法などで定められているが知られておらず支援も受けられていない。国や自治体が動き出した。

<育業>

東京都は育児休業の新たな愛称を「育業」と決めた。男性の育児休業を増やすのが狙い。

<胎児のリスク>

早産は男児に多く逆子は女児に多いなど国立成育医療研究センターの調査で判明。胎児の性別でリスクの種類が分かったのはアジアで初。

<天使ママサロン>

流産や死産、生後すぐに赤ちゃんを亡くした親が集う、関西天使ママサロンが注目されている。

<お昼寝マットのひも>

子どもを昼寝用のマットに寝かせていたら首にひもが絡まったという情報が国民センターに相次いで寄せられている。マットの2か所に収納時に結ぶためのひもがついているという。注意を呼び掛けている。

<15分勤務>

愛知県のカフェがひきこもりの若者を雇用するため、最短で15分勤務して賃金を支払うと話題に。

<内股>

調査によると日本の子どもたちは海外と比べてちょっと内股だという。歩行障害治療に活用できる。歩き方の基準値調査は国内初。

<家族条項>

自民党改憲案の家族条項が旧統一教会の考えと一致していると話題に。

<日本版DBS>

DBSは英国内務省が管轄する「前歴開示及び前歴者就業制限機構」の略。個人の犯罪履歴などのデータベースを管理し、さまざまな職業に就く際に必要な説明書を出す仕組み。日本でもこども家庭庁の発足に向けて、子どもに関わる職業に就く人に性犯罪などの前科がないことを証明する書類の提出を義務付けようとしている。小児性犯罪を防ぐための方策。

ジェンダード・イノベーション

女性が使いやすい製品やサービスの研究・開発に産・官・学が注目している。工業、医療、福祉、農業の分野など。

<学用品リユース

ランドセルや学生服など無償で譲り受ける取り組みが全国の自治体で広がっている。