話題の言葉 子どもの福祉周辺

情報源は朝日、読売、日経、毎日、産経、東京の各紙。(木ノ内博道)

2024年3月10日

<世帯の中に隠れた貧困>

女性たちの貧困は統計などの数字に表れにくい。男性の生活貧困は仕事に起因するものが多いのに比べて女性の場合にはDVなど家庭の事情によるものが目立つ。世帯の貧困の指標が重要。

<子どもを望まない>

ロート製薬は妊活白書23年版を公表。18-29歳の未婚男女400人のうち「将来子どもはほしくない」と回答した割合は55.2%に上った。

<生後0歳虐待死176人>

こども家庭庁の統計で、生後0歳で176人の死亡があり父の年齢が把握できたのは43人にとどまった。母となった女性はすべて医療機関以外で出産されている。

<短時間給食>

給食をのどにつまらせ死亡した事故をめぐり、SNSで給食時間の短さを訴える声が上がっている。

<福祉避難所>

妊産婦や乳幼児を専門に受け入れる避難所の整備が広がりをみせている。

<子どもの体験格差>

学校外で行う習い事などの体験が家庭の格差で広がっている。

2024年3月7日

<胚培養士>

体外受精で生まれた子は約11人に1人。不妊治療を選択する人は増加傾向にあり、卵子精子を管理し体外受精などを行う胚培養士は不足気味。

<アクティブ・バイスタンダー>

ハラスメントや痴漢、暴力などの現場に遭遇した際、見て見ぬふりをせず被害者を守るために行動する人のこと。具体的な介入方法や知識を学ぶ研修会や動画もあり関心を集めている。

2024年3月3日

<マルハラ>

LINEなどの書き込みで文末に「。」を付けるのは恐怖を抱かせる、と若者の間にマルハラスメントの造語がある。

<月経リテラシー

あるスポーツウーマンの話。学校や家庭で、10代から月経リテラシーを高めてほしい、と。

2024年3月1日

<児相への不満>

4歳娘に向精神薬を飲ませて殺害した事件で、志保容疑者のコメントが紹介されている。「いろいろ言われるのが煩わしかった」など。殺害の理由にはならないが、児相の対応にも気になる。

<不当な面会制限>

虐待を受けた疑いがあるとして児相が一時保護した子どもをめぐり、面会を制限された親が児相側を提訴するケースが相次いでいる。児相側は子どもの安全を第一に対応しているが、面会のルールがないことや人手不足が要因になっているのではないかとの識者の声。