話題の言葉 子どもの福祉周辺

情報源は朝日、読売、日経、毎日、産経、東京の各紙。(木ノ内博道)

2020年1月の新語

【IRマネー】統合型リゾートへの参入を狙った中国企業関係者が多額の現金を不正に持ち込んだとされる事件。

【2年話法】かんぽ生命の不正販売問題で使われた営業手法。高齢客に2年で満期と説明して契約をとる。

アセクシュアル】誰にも性的にひかれることがないこと。

【国際ワン切り詐欺】知らない海外の電話番号から携帯電話に着信があり出ようと思ったらすぐに切れる。かけ直した際に利用者が払う電話料金の一部が犯罪グループに入る仕組み。

【ソーシャルギフト】SNSを使って気軽に贈り物をする動きが広がっている。住所や名前を知らなくてもOK。

【電動車】災害の起きた時などに電源として使える車が話題になっている。

【再生誘導医薬】組織や臓器の再生を促す薬の対象となる病気が広がっている。

【豚熱(ぶたねつ)】農水省は豚コレラの名称を豚熱に変更する。人のコレラとまぎらわしく風評被害の恐れがある、としている。

【トランポノミクス】トランプ政権の経済政策について言われる。

【インフル・ハラスメント】罹っても休みを取らせてもらえない職場や、出社したら「迷惑だ」と非難を浴びせたりする。

【トランプ4業種】トランプ政権が強いとしてきた自動車、鉄鋼、エネルギー、石炭のこと。ここにきて失速してきている。

【リモートワーク】会社から離れたところで働く人のこと。

【制脳権】台湾の選挙に向けて中国が、民衆の意思をコントロールする制脳権を握ったとされる。ネット情報の操作とカネ、武力を駆使して選挙介入を行っている。

【MISO】みその海外輸出が伸びている。

【アーバンイノシシ】東京近郊の市街地でイノシシが連日のように出没している。SNSではアーバンイノシシと呼ばれている。

【生き物児童書】ざんねんな、などのタイトルのついた本が売れている。マイナスイメージの個性に共感する。

【生物ポンプ】プランクトンによって炭素が深海に沈む仕組みのこと。大気中のCO2の濃度を低くする働きがある。

【ピンク靴】ニューイヤー駅伝で新記録が続々でているナイキの厚底靴が話題になっている。

【合成生物学】人工的に細胞をつくる研究が活発。

【航空宇宙自衛隊航空自衛隊が名称を変更する。

【かざすAI図鑑】スマホを向けると植物や魚などの名前が分かるアプリが人気。

【モデルファミリー付きモデルハウス】注文住宅を手掛ける会社が男性向けに開いた催し。子どもや奥さん役が出迎えてくれる。

【多胎児支援】厚生労働省は双子や三つ子といった多胎児の子育てに特化した支援を行う。

【先住権訴訟】アイヌが河川でのサケ捕獲は先住民族の持つ権利だと提訴の方針。先住民族の定義が問われそう。

【黒字リストラ】好業績下で人員削減を打ち出す企業が増えている。若手、デジタル人材の採用強化のため。

【国際学生寮】各地の大学で日本人学生と外国人留学生が一緒に暮らす寮の新設が進んでいる。

【IR汚職】誘致イメージが悪化して自治体が動揺している。

【神になる話】日本の漫画の特徴。幸せを問うテーマ。

【貸し借りサービス】使わなくなったバッグや家電の貸し借りをサポートするサービスが広がっている。

【超小型センサー】ミクロの特殊な世界をみる量子技術が測り方を変えている。地殻変動や網膜の診断など。

【LiFi】ライファイは天井のLED照明をそのままインターネットのアクセスポイントにすること。この光通信技術が2-3年後に普及する。

【スーパー交雑種】植物の花粉で異種間の交雑を起こすこと。親世代にはない性質をもった新種の開発ができるようになる。

【ゴーンごっこ】楽器ケースに入って遊ぶことをしないようにヤマハが訴えている。

【病院ビューイング】入院患者と医師らが地元サッカークラブと協力して院内で試合を観戦する輪が広がっている。大勢で声を出して応援することで不安が解消される。

【学者の小説】哲学者や社会学者の書いた小説が文学賞候補になっている。

【クローンペット】中国の企業がペットのクローンを作って販売。成長ビジネスとして注目されている。愛犬や愛猫が死んで悲しむ飼い主のため。

【学齢簿】文科省は増え続ける外国籍の子どもが公立学校に通いやすくするよう2020年度から義務教育年齢の子どもの名前を記載した学齢簿の作成を自治体に通知した。

【朝食市場】朝食を家の外で食べる人が増えている。朝の市場が拡大し、夜に苦戦している居酒屋が参入。

【ハイブリット語】日本語にアルファベットをミックスさせた表記。アルファベットの部分が外国語の綴りなのか日本語のローマ字綴りなのか和声の外国語なのか区別がつかず在日外国人が困っている。

【地縁たまご】たまごは他人の孫のこと。千葉県柏市の高齢者がたまごに書道教室などを開いている。

【母乳バンク】厚生労働省は全国的に整備する方針。母乳の出ない母親の代わりに別の母親の母乳を、小さく生まれた赤ちゃんに無償で提供する。

【警察相談専用電話】家にごきぶり、いうことを聞かない子どもを叱ってなど、緊急でない110番通報が多く、相談電話の利用を呼び掛けている。

【子ども基本法日本財団笹川陽平が提言。子どもの権利条約の生きる権利、育つ権利、守られる権利、参加する権利が縦割り行政で十分機能していない。

【アート解放区】解体前の建物をアーティストに解放して思う存分製作&展示してもらう企画が人気。

日暮里繊維街荒川区の繊維街がインバウンドの波にのって人気。和柄の生地がうけている。

【おひとりさま信託】ある銀行の取り組み。単身者の死後の財産の管理や葬儀の手配を請け負う。

【自殺予防指針】WHOがまとめた。映画の自殺シーンを避けるように、など。

【反問権】問われたことに答弁するばかりだった市長や町長らが、議員に逆質問できる反問権が各地の地方議会に広がっている。

【痴漢レーダー】被害に遭ったという情報をネットで登録できるスマホアプリが開発されて話題になっている。

【ゼクシィ保険】リクルートのグループ企業が運営する保険代理店がスタッフは全員ファイナンシャルプランナーとうたっているが虚偽のPRだと話題に。

【会計年度任用職員】4月から始まる非正規公務員の呼び方。ボーナスが出る一方で月額報酬が減り年収ではほとんど変わらないと話題に。

【歩行支援おむつ】ユニチャームははくだけで体幹を支える世界初の技術を用いたおむつを開発した。

【五輪専用道路】警視庁は選手優先の専用レーンの標識を発表した。

【箱なしティッシュ】外箱のないソフトパックが存在感を増している。数量ベースで1割に。

【ハラル観光】インドネシアの政策。ハラルパークがオープンし、ハラルに配慮した料理などがある。

【出産ツアー規制】出産目的で米国に渡航する人たちを規制する動き。

頭脳パン東京大学京都大学で売られていて、受験シーズンに売れるという。

【オカルトがん】予防切除などで偶然見つかるがんのこと。

【販売預託】販売預託商法とは事業者が販売した商品を顧客から預かって別の顧客に貸し出すなど運用をして配当を生むこと。多くの被害がでている。

【東大女子お断り】東京大学の学生サークルへの東大女子学生の加入をめぐって入会を断られるなどのケースがあり問題になっている。

【割り勘型保険】がんになった人への支払いを、残りの加入者で後から割り勘にして保険料を集めるもの。

【指定感染症新型コロナウイルスによる肺炎が指定感染症に。入院勧告に従わない場合は強制入院の対象となる。医療費は公費で負担する。

妖精さん】長く働いてきたが世の中が変わって経験やスキルを発揮できなくなった中高年社員のこと。

【上級国民】もともとは2019年に池袋で起きた暴走事故で使われ始めた。母子2人の命を奪った元高級官僚の処遇をめぐってのこと。ネットで広がっている。

【キムリア】がん治療薬のT型細胞療法の製剤。3000万円を超す薬価が話題になっている。

新型肺炎デマ】新型コロナウイルスによる肺炎の拡大でデマや不正確な情報がネットを中心に広がっている。東京オリンピック中止、ウイルスの致死率15%など。

【商標拳】特許庁がネットで公開中の動画が話題になっている。商標制度のPRがカンフーアクション仕立てになっている。

【デジタル通帳】三菱UFJ銀行がインターネットバンキングの普及を促すためデジタル通帳を強化する。変更したら1000円を進呈する。

【雑種フグ】海水温の上昇によってフグの生息域が北に拡大しており、異なる種類のフグが大規模に交雑している。

【フェミサイド】女性殺しのこと。世界的に抗議運動が起きている。